2025年4月の情報発信をお届けいたします(ネットバンキング不正送金に関する注意喚起)
「ボイスフィッシング」によるネットバンキング不正送金
先月の3月10日、山形銀行を騙る不審な電話やフィッシングサイトによる不正送金被害が確認されました。
悪意のある第三者から「インターネットバンキングの利用を停止する」や「インターネットバンキングの契約情報を更新する」、「不正なアクセスがあった」などと不安を煽り、言葉巧みに、お客さまのメールアドレスやインターネットバンキングの契約者情報、ワンタイムパスワード情報を聞き出す不審な電話(自動音声含む)が確認されております。山形県では山形鉄道が1億円の不正送金にあったと、衝撃的なニュースが発表されていました。
お客様の大切な情報を守るため、以下の対策をぜひご確認ください。
不審な電話への対策
1.知らない番号には出ない: 知らない番号からの電話には出ないようにしましょう。特に非通知や国際電話には注意が必要です。近年国際電話の悪用による詐欺が増えています。国際電話は電話番号の前に「+」が表示されます。下記の表を参考にして不審な電話には出ないようにしましょう。
【悪用されている可能性のある国際番号の種類】※ほかにも種類ございますのでお気を付けください。
2.個人情報を話さない: 電話で個人情報(名前、住所、銀行口座番号など)を聞かれた場合は、絶対に答えないようにしてください。
3.担当者や企業名を確認する: 不審に感じた場合は、担当者や企業名を確認し、必要に応じて折り返し電話をすることで確認を行いましょう。
4.着信拒否設定や通話録音利用する: 不審な電話番号は着信拒否設定を行い、再度かかってこないようにしましょう。万が一に備えて通話録音機能も設定するといいですね。
5.相談する: 不審な電話や不安なことがあれば身近な人や警察に相談しましょう。また今回のケースのような場合は、担当者に相談するなど、まず相談をしましょう。
※電話番号のみならず携帯電話番号や、SMS(ショートメールサービス)にもかかってくるケースがあります。従業員のみなさん、家族の皆さんで一度確認してみてはいかがでしょうか?
フィッシングサイトの見分け方
1.URLを確認する: URLに不自然な部分がないか確認しましょう。例えば、「.co.jp」や「.com」のドメインが正しいか、スペルミスがないかをチェックします。 フィッシング対策|警察庁Webサイト
2.送信元を確認する: メールやSMSの送信元が信頼できるか確認しましょう。ランダムな文字列やこれまで受信したことのない送信元には注意が必要です。下記のようなメールやSMSを発見したら、URLをクリックしたりせず、無視をしましょう。
3.サイト内の表記やデザインを確認する: 不自然な日本語やデザインの違和感がないか確認します。正規のサイトは誤字脱字が少なく、正確な表現が使用されています。フィッシングサイトとは?見分け方や事例、対策について解説|ICT Digital Column 【公式】NTTPCコミュニケーションズ
4.ウィルス対策ソフトの導入:各銀行さんから提供されていますウィルス対策ソフト「PhishWall」やウィルス対策ソフトを導入しましょう。怪しいサイトへのアクセスや、怪しいメールを開く前にいったん立ち止まって、確認してみてください。
3月22日(土)には、楽天証券や楽天銀行を利用しているユーザがフィッシングサイトの詐欺にあい、資産を抜き取られ、悪意のある第三者により勝手に株の売買が行われる被害が出たとニュースで話題になっていました。
上記の設定方法や自分のパソコンは大丈夫だろうかとお悩みの方はぜひお気軽にお問い合わせください。お客様の大切な資産を守るためにもぜひ一度確認してみてくださいね。
▼最後までお読みいただき、ありがとうございました。
セキュリティやネットワーク環境の整備については、コスモテレコムでもサポートさせていただくことが可能です。お気軽に、お問い合わせくださいませ。